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尖形コンジローマ

尖圭コンジローマとは?

尖圭コンジローマ尖圭コンジローマは、性器や肛門のまわりにイボができる病気です。
女性の場合は、主に大小陰唇(だいしょういんしん)や腟前庭(ちつぜんてい)、会陰、尿道口、肛門のまわりや肛門内といった場所のほかに、腟(ちつ)、子宮頸部(しきゅうけいぶ)など性器の内側にもイボが発生します。

イボの色は白、ピンク、褐色(黒っぽい茶色)、時には黒色とさまざまで、大きさは径1~3ミリ前後から数センチ大までさまざまです。イボは乳頭状(乳首のような形)のほか、ニワトリのトサカやカリフラワーのような状態になることもあります。

尖圭コンジローマは決してめずらしい病気ではありません

尖圭コンジローマはSTD(性感染症)の一種で、誰にでも感染・発症する可能性のある病気です。STDのなかでは、性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペスウイルス感染症に続いて報告が多く、全国で約3.9万人(※)の患者さんがいるといわれています。

尖圭コンジローマはここ数年増加傾向にあり、国立感染症研究所に全国の定点医療機関より毎月届けられる感染の報告数は、1999年と2005年の比較で実に約2倍に増加しています。

※「日本における性感染症サーベイランス-2002年度調査報告」より

原因

ヒトパピローマウイルス(HPV)6型、11型によって起こるイボ
■性行為で感染することがほとんどです。
■原因となる性交渉後、約3ヶ月で発症 

HPV(ヒトパピローマウイルス)ってどんなウイルス?

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、人にのみ感染するウイルスで、皮膚にできる普通のイボをはじめ、尖圭コンジローマ、子宮頸がんや陰茎がんなどの発症に関わっています。
HPVには100以上の種類があり、そのうちの一部が尖圭コンジローマを引き起こします。

感染した時期や経路は?

尖圭コンジローマは、原因であるウイルスが感染してもすぐにイボがあらわれるわけではありません。
ウイルスが感染してからイボが確認できるようになるまで、3週間~8ヵ月(平均2.8ヵ月)くらいかかるといわれています。

かゆみや痛みなどが無い場合が多く、いつ発病したかはっきり覚えていない人も多くいます。したがって、感染した時期や誰から感染したかを特定するのは難しいとされています。

症状

尖圭コンジローマ■外陰部・肛門周囲・膣内にイボが発生します。 
■イボの色調は個人差があり 白、ピンク、黒っぽい茶、黒と様々。
■イボはゆっくり大きくなり、数、範囲、大きさが増えていきます。
■痛みを伴わないので、初期はほとんど気付きません。

しかし、治療しないで放っておくと、徐々に確実に広がっていきます。
右の写真のように、大きくなるとカリフラワーやニワトリのトサカのような状態になることもあります。再発しやすく、完全に治すことが難しいと言われています。

女性の症状潜伏期間約3ヶ月)

・外陰部・膣壁・子宮の口元にニワトリのトサカ状のイボ
・新生児への産道感染・肺炎 
・喉にイボ痛みやかゆみはあまりない

男性の症状潜伏期間約3ヶ月)

・症状が出ない場合が多い
・亀頭・陰のうにイボ

当院では4つの治療法を行います。

  • 高周波メスの切除
  • ベルセナクリームの塗布
  • 窒素冷凍凝固術
  • ヨクイニンの内服

高周波メスの切除

高周波電流によるメスでイボを焼勺する方法は、傷が小さくて痕も残りづらい、スマートな方法です。痛みは手術を始めるときに使う麻酔 の注射だけで、手術のあとも痛みはあまりひどくありません。

治療効果もすぐにイボが消えます。しかし、この方法も腫瘍の表面だけを焼杓してもすぐに再発してしま いますから、十分に深く広範囲に焼勺する必要があります。

ベルセナクリームの塗布

ベルセナクリームベセルナクリーム5%は「尖圭コンジローマ (外性器又は肛門周囲に限る)」を適応とした本邦初の治療薬(外用剤)です。

本剤はインターフェロン等のサイトカイン産生促進によるウイルス増殖抑制作用及び 細胞性免疫応答の賦活化によるウイルス感染細胞障害作用を示し、患者本来のウイ ルス感染防御機構を介して疣贅を消失させると考えられています。

窒素冷凍凝固術

小さいな尖圭コンジローマには液体窒素による冷凍凝固治療法が有効です。小豆粒ぐらいなものであれば数個でも一度の治療で完治するのが普通です。

ヨクイニンの内服

ヨクイニンは、いわゆる鳩麦(ハトムギ)の種(仁)ということ、コイクセラノイドという成分があり、その効能にいぼ取り、腫瘍抑制があります

ヨクイニンは、伝染性軟属腫に対する有効性も報告されているが、無 効例もみられ苦慮することが多い。 尖圭コンジローマは、尋常性疣贅な どと同じくヒト乳頭腫ウイルスに よって外陰部や肛門周囲に難治性の 乳頭腫状皮疹を生じる疾患である。 ヨクイニン内服が効力を示す場合もある.

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