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性感染症について

性感染症について

セックスで観戦する病気
性感染症(STD=Sexually Transmitted Diseases)とはセックスなどによって感染する病気の総称。「性感染症は遊んでる人がかかる病気。自分とは関係ない」と思っていませんか?そんなことないんです。今、ティーンズに急増中!将来、不妊症になる危険もある、注意しなければならない病気です。

性感染症が疑われるケース

● 最近おりものが増えたまたは色がおかしい

● 外陰部がかゆい、痛い

● 外陰部に水疱やイボのようなものができた

● セックスのときや排尿時に痛みを感じる
男女の画像

性感染症がなりやすいケース

● コンドームを正しく使わない 

● 破れたり、傷がついたりしたコンドームを使う 

● セックスパートナーの数が多い

● パートナーに複数のパートナーがいる 

● 出血をともなう乱暴なセックスをする

主な性感染症一覧

名称 原因 症状と特徴など
クラミジア クラミジア
トラコマティス
  • おもりのが少し増える程度で、ほとんど無症状のため、気づかないことが多い
  • 進行すると卵管炎や骨盤内感染症を起こして、不妊の原因にもなる
淋病 淋病
  • 異臭のある黄色い膿のようなおりものが増加し、外陰部がかゆくなる
  • 尿道感染すると尿道炎や膀胱炎になり、排尿時に痛みを感じる
  • 症状が進むと激しい下腹部痛と発熱が起こり、不妊の原因になる
性器ヘルペス 単純
ヘルペスウイルス
  • 外陰部に水泡ができ、やがて激しい痛みを伴う潰瘍になる
  • 発熱、倦怠感などの全身症状を伴う
  • 再発しやすい
尖圭コンジローマ ヒトパピローマウイルス
  • 感染後、数ヶ月の潜伏期間のあと、膣・外陰部・肛門周辺などに薄茶色のイボができる
  • ウイルスのタイプによっては子宮頸がんの発生に関係する
カンジタ膣炎※ カンジダ・アルビカンス
(カビの一種)
  • 白色の豆腐のようなぽろぽろしたおりものが増えて、外陰部に激しいかゆみを感じる
  • 再発しやすい
トリコモナス膣炎 トリコモナス源虫
  • 黄色く泡立つおりものが増えて、悪臭を伴う
  • 外陰部にかゆみと焼けつくような痛みを感じる
  • 性交時に痛みを感じる
エイズ ヒト免疫不全
ウイルス(HIV)
  • 感染後、多くは無症状
  • 数ヶ月~十年の潜伏期間を経て、やがて免疫力の低下とともに発熱、下痢、強い疲労感が起こる
  • さらに進むと種々の感染症や悪性腫瘍を多発し、2~3年で死に至る
梅毒 梅毒トレポマーネ
  • 感染2~3週間後、外陰部に固いしこりができ、2~3ヶ月後にはからだ全体に発疹などの皮膚症状があらわれる
  • 早期に治療を開始すれば完治するが、進行すると脳の神経が侵されることもある
非特異性膣炎※ 大腸菌、ブドウ球菌
レンサ菌などの細菌
  • 茶褐色や緑色のおりものが増加して、外陰部にかゆみや痛みを感じる
  • 外陰部が赤くただれたり腫れたりする
毛じらみ症 毛じらみ
  • 外陰部に激しいかゆみを感じる
※必ずしも性行為で感染するとはいえません

クラミジアとは・・

花クラミジアは近年急増している性感染症で、検査・感染報告が現在もっとも多い性感染症です。

クラミジアは女性の約75%,男性の約50%で何の症状も起こさないので検査にまで至らず、症状が出ないため気がつかず放置されさらに性交渉によって激増しています。

特に若い世代においては好奇心と性行為の知識の無さなどのために無防備な性行為及び不特定多数の人と関係を持ちやすいため感染源になりやすく、拡散しているのは容易に想像できます。

主な症状

女性の場合最初に子宮頚管部粘膜(膣の奥、子宮の入り口)に感染します。感染の性交渉後1-4週間で,膣の分泌物,頻尿,排尿時や性交時の痛み,骨盤痛が起きることがありますが,症状が気づかないケースがかなり多いです。

梅毒とは・・

梅毒とはスピロヘータの一種である梅毒トレポネーマ (Treponema Pallidum) による主として性交およびオーラルセックなどの行為により感染する性病、性感染症です。

皮膚や粘膜の小さな傷から梅毒トレポネーマが侵入することによって感染し、進行によって血液内に侵入します。それが全身に広がり様々な症状を引き起こします。

主な症状

感染後約3週間で発症する。治療しない限り最終的には死亡します。

尖圭コンジローマとは・・

花尖圭コンジローマは男性、女性ともに感染後,数週間から2~3か月を経て,同じような症状が出ます。

子宮頸がんへの変化の可能性があり、早期発見に対処することが重要です。コンジローマは「ヒトパピローマウイルス」が感染源となっています。これには良性と悪性がありコンジローマは良性です。

ただし、「ヒトパピローマウイルス」の感染に加え遺伝体質、喫煙、ストレスなどが重なって将来子宮頸がん に細胞変化する可能性がありますので普段から婦人科で定期検診を受けてチェックしておくとよいでしょう。

主な症状
  • イボやブツブツのようなもの
  • 陰茎(俗称さお)の部分で、皮ふなどの下にある脂肪の粒が透けて見える。
  • 亀頭部の冠状溝(俗称 カリ)部分を取り囲むように黄白色の細かい粒が一列に並ぶ。
  • 包皮小帯(俗称裏スジ)の亀頭の付け根に小さなイボのようなものができる。

淋病とは・・

淋菌はグラム陰性球菌で形はそらまめ状であり、菌体表面に線毛(pili)があり、これがヒトの粘膜細胞表面に付着し、感染します。潜伏期間 は、男性では3~10日間、女性においては自覚症状も乏しく判然としないことが多いです。

主な 症状

膣から黄色いおりものが出るようになり、外陰部が 赤く腫れたり、かゆくなったりするケースもあります。男性と違って、ほとんど自覚しないまま病気は進行するので発見が遅れます。初期の感染に気づかずに症状が進んでしまうと、 淋菌性膣炎、子宮内膜炎、卵管炎の発病をまねき、下腹部の激しい痛みを引き起こすことにな ります。子宮外妊娠や不妊症の原因となることもあり、のどに感染した場合は咽頭炎を起こします。

HIVとは・・

HIV(通称エイズウイルス)に感染し、免疫力が低下して発症する病気をエイズといいます。日本における感染者数は最近増加傾向を示しています。エイズでの死亡率は低下してきてますが、感染者数は増加の一途です。最近では、男女間の性行為による感染、特に若年層の感染が確実に増えています。HIVウイルスは、感染者の血液、精液、膣分泌液、母乳により感染します。

主な症状
  • 感染初期(感染後2~4週間)
    発熱、のどの痛み、だるさ、筋肉痛、といった風邪やインフルエンザのような症状が出る場合があります。この症状は数週間で消失、症状のない期間へ移行します。ただし、症状が全く現れないケースもあります。

  • 無症状期(感染後5~10年、個人差あり)
    治療しない場合全く症状の出ない期間が、約5~10年程度続きます。そのまま放置した場合、HIVはリンパ組織で複製されて増加し、 免疫力が少しずつ低下していきます。

  • エイズ発症
    免疫力が更に低下してくると、エイズの発症が近づきます。例えば大量の寝汗、理由もなく急激な体重減少を起こす、くりかしひどい下痢などがおきます。免疫力がほとんどないので、健康な人では全く問題ない種類のカビ、原虫、細菌、ウイルスなどによる 日和見(ひよりみ)感染症 や悪性腫瘍(カポシ肉腫)、神経障害などいろいろな症状がでてきます。このような症状の総称を、エイズ(後天性免疫不全症候群)といいます。

正常なおりもの

まず、正常なおりものというのは、無色透明あるいは白色で、無臭、当然かゆみや痛みは伴わないものです。

下着やナプキンにつくと多少黄色っぽくなることもありますが、概して上記のようなものであると思って良いし、またこのようなおりものの場合には、多少量が多くてもまず心配は要らないでしょう。

おりものは体調によっても変化しますし、一周期の中でも変化するものです。概して生理直後はおりものは少なく、続いて排卵期になると無色透明で粘りけのあるおりものが増え、生理前になると排卵期ほどではないにしてもおりものが増えた感じがするのが普通です。

異常なおりもの

かゆみや痛みを伴うこと、色が黄色や褐色であること、悪臭があること、べたつくなどの性状の変化があること、などがある場合でしょう。

かゆみがある、という場合には、カンジダ膣外陰炎、トリコモナス膣炎、細菌性膣外陰炎、 外陰コンジローマなどが可能性としてあげられます。

色では、黄色、黄緑色などに感じたらまず異常があると疑って良いでしょう。
カンジダでは白色の場合もありますが、概して何らかの異常があればおりものの色は上記のように変化するものです。

悪臭がある場合も同じく異常があると思って良いでしょう。悪臭があると感じる場合には、トリコモナス膣炎、細菌性膣炎、膣内異物(例えばタンポンの抜き忘れやコンドームの遺残など)の可能性があります。しかし臭いだけでは疾患の鑑別は不可能ですので、婦人科で診察を受けて下さい。

おりものは健康のバロメーター

女性おりものの変化は、病気を疑うことだけではなく、健康のバロメーターとしての役目でもあるのです。水っぽくて白い、さらさらしていて量が多いといった場合は、胃腸が弱り、体がむくんでいる結果です。

おりものに透明感がなく、足腰がだるい時は、腎臓が弱っている証拠。黄色でねばねばとしていて、臭いやかゆみがあるのは、免疫力が弱り雑菌が増殖しているから。赤っぽく、若干臭うのはストレス。水気がなく、量が極端に少ないときは、体内の水分量が足りないせい、などなど。

外陰部のかゆみ・異常

人には相談しにくい外部の異常やかゆみ。
かゆみやかぶれ、腫れやできものなどの気になる自覚症状があっても、婦人科に行く事にはためらいがあるという方は多いのではないでしょうか。
外陰部の異常は、放っておいても大丈夫な場合もありますが、病気を知らせるサインである場合もあり、放っておいたために不妊のリスクが高くなることもあります。
気になる症状がある時は、ひとりで悩まずに婦人科を受診しましょう。

主な症状と原因

陰部周辺に、かかずにはいられないような強いかゆみが起こります。
強いかゆみがあり、かくことで、湿疹ができる場合もあります。かぶれ、おりものの増加、腟炎や外陰炎、いんきん、アトピー、 自律神経のバランスの崩れ、糖尿病や肝炎などが考えられます。
まずは正しく診断をしてもらうことが肝心です。 
免疫力の低下や、糖尿病や肝炎などの病気が背景にあってかゆくなる場合があるので要注意です。

なぜかゆくなるの?

デリケートゾーンのカユミの原因はいろいろです。
診断をおすすめおりものシートなどでも、使いつづけると、かぶれる方がいるようです。女性器まわりは、いつも湿っています。 

少しくらいのカユミは、【単なるカブレ】だとは思いますが、かゆみが続く場合は、多少カンジダが関係しているかもしれません。 あまりにも、カユミやおりものがひどい場合は、 婦人科受診をお奨めします。

性病にかかるとどうなるの?

不妊(男子・女子)

女子は、卵管(卵子の通り道)がダメージを受けて、卵子が通れなくなるため不妊になりやすくなります。
男子は、副こうがんがダメージを受け、精子ができにくくなったり、精子の通りが悪くなり不妊になりやすくなります。

子宮外妊娠

性病でいたんだ卵管(卵子の通り道)の途中に卵子がひっかかって止まり、そこで大きくなり、子宮外妊娠になります。
途中で破裂すると命にかかわるほど大変なことになります。
子宮外妊娠か、普通の妊娠かは医師の診断が必要で自分では全くわかりません。

流産・早産

赤ちゃんが育つ場所である子宮の内側の粘膜をいためるから流産・早産を引き起こします。

耐えられないような激しい腹痛

菌が卵管をつたって肝臓の周りに広がり、肝臓の表面をいためるため、我慢できないような激しい腹痛が生じます。救急車で運ばれることもある程の痛みです。

子宮がん

パピローマウイルスとクラミジア子宮がんにつながる性病どちらも無症状です。 多種類のパピローマウイルスの一部に発がん性のものがあり、クラミジアも発がん性があると言われています。最近若い人の子宮頚部(けいぶ)がんが増加中です。

出産によって赤ちゃんにも性病がうつる

早めに行動しようクラミジア淋病によって、赤ちゃんの目が病気になったり、クラミジアによって赤ちゃんの肺が病気になったりします。また梅毒による赤ちゃんの神経異常なども有名です。B型肝炎、ヘルペスカンジダが赤ちゃんにうつることもあります。エイズウイルスも赤ちゃんにうつります。

エイズにかかりやすくなる!

クラミジア淋病にかかっていると男子も女子も25倍もエイズにかかりやすくなります。

性感染症はなぜ怖い?

うつったあと、ほとんどの人は気づかない
気づかないうちに人にうつす危険がある

性感染症を防ぐ2つの方法

技術の進歩で人間の行動範囲が広がった現在、それまでになかった性病ウイルスや原虫が世界中に広がる傾向が顕著になってきました。

今までは局地的にしか見られなかった性病が各国に飛び火して二次感染を引き起こしています。
そうなると、一番重要なのは性病に感染しないような予防策をとることになります。
一般的に感染を防ぐのに使われるのがコンドームで、感染者が持っているウイルス等からの直接の感染を防ぐものです。

しかし、性病の中には口から感染するものや、唾液からや、さらには血液を含む全ての体液から感染するものもありますから、その場合コンドームは役に立ちません。
また、体内の細菌が何かの拍子に病気を引き起こすこともあります。

このようなさまざまな形での発病を考えると、普段の日常生活での性病予防が大切になります。それには、まず規則正しい生活習慣を身につけて体や衣類等を清潔に保つことが大切です。

また、危険を伴う性交渉を慎むことも重要です。
さらに、性病の中には感染したことに気づかないままとか、感染してから症状が出るまでの潜伏期間が長いもの、症状が出てもすぐに消えてしまい、再び重度な症状が現れるというものもあります。

このような危険性を早期に発見・治療するためには定期的な性病検査が必要です。

コンドームまとめると
1.性交またはそれに近い行為をしない
2.コンドーム(男性用&女性用)をつける
コンドームはかなり有効ですが万能ではないこと、体や衣類などを清潔に保つこと、定期的な性病検査を受けること等が基本的な性病予防法だと言えます。

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